Narvikログ

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ホームズは北海道で怪異を嗤う (双葉文庫) を読みました

 

おはようございます!今回は『ホームズは北海道で怪異を嗤う』を読みましたのでその感想を書きたいと思います

 

 

著者:太田紫織

出版社:双葉社

あらすじ

アフリカ帰りの医師・和戸一郎は、札幌にあるホームズ超常科学研究所・所長の河邊鐡臣の助手となった。眉目秀麗な青年実業家の河邊が、なんでオカルトでホームズ? 実は河邊には、ある事故をきっかけに16歳の可憐な少女の魂が乗り移っていた。河邊の意識が戻るのは一日15分。自分の身体に起こった謎を解くため、ホームズ&和戸さん(ワトソン)は、北海道で起こる謎の怪事件に挑む!

出典:双葉社

 

 

おもしろかった?

僕は嫌いではないけれど、他の方の評価を読む限りだとあまり評価が良いとはいえないかな


文章は読みやすいですし、元々僕がホラーやミステリとか好きであるという理由もあって、気にはならなかったのですが、他の方の評価を読む限りだと理解がしにくいとか、設定部分で読み進めにくいという感じみたいですね。
総評とすると僕はシャーロック・ホームズを読んだことがある人で、なおかつ細かな設定が気にならない人であるならば読んでもいいのではないかなという印象です。


全体の感想

 

それぞれの題名が血色の研究花婿神隠し事件宮田議員の醜聞とあるけれど、これはシャーロック・ホームズを読んでいると分かるけど、緋色の研究花婿失踪事件ボヘミアの醜聞をもじったものだろうと思います

だからホームズを読んでいればってことね

そういう事。知っているとくすりとくる部分なんじゃないかな?もっともこの辺のってシャーロキアンからするともしかしたら、気に入らない部分かもしれないけれど……

シャーロキアンって?

アーサー・コナンドイルが書いたシャーロック・ホームズの熱狂的なファンのことだね

 

本作はまさにシャーロック・ホームズシリーズを彷彿させる登場人物が出てきます。
主人公のワトソン=和戸一郎を視点として進むのもシャーロック・ホームズシリーズと同じであり、その属性もまた似たり寄ったりです。
シャーロック・ホームズシリーズにおけるワトソンは軍医としての従軍経験があり、傷病兵として国に帰ってくるのですが、本作における主人公の和戸一郎も医療支援を行っている国際NGO組織に参加していて、最終的にはPTSDとなって日本に帰ってきています。
こうした類似点をどうみるかは人それぞれでしょう。

ただ、呼び名におけるホームズやワトソンなどは確かに芝居かかっているというか、正直なところ二次創作じみた楽しみの部分が大きいのかもしれません。
また怪奇現象を追いかける理由は分かるけれど、その為の設定が正直なところいるだろうか……?という気持ちにはなります。

普通に怪奇現象好きで良かったのではないだろうか。

それとこの怪奇現象とかはコナンドイルが心霊主義に傾倒していった事もネタにしているのかなと思いました。

 

コナンドイルは晩年の活動を心霊主義活動にささげていたよ

 

もっともコナンドイルの心霊主義に関してはまた別の機会に語りましょう。

そうした細かな部分が楽しめるのであるならばいいとは思うんですが、同時に会話文などで怪奇現象におけるウンチクなどを話したりするので、そうした部分が苦痛になる場合は読み進めるのが辛いと思われます。

そうした意味で読む人は選ぶのではないだろうかという印象です。

 

 ホームズを知らないと楽しめないのかしら

というよりもホームズを知っていた方が楽しめるですね

 

話の内容に関していえば、ミステリ、オカルト、そのどちらとしても弱いかなと。

キャラクターとしての癖は強いので、キャラクターが気に入るかどうかを基準にしたほうがいいと思います。

なのでミステリ分野として、オカルト分野として気になるから買うというよりも、シャーロック・ホームズを知っていて、なおかつライトノベルが好きな方であり、設定が気にならない方は読んでもいいのかなという感じです。

 

という訳でホームズは北海道で怪異を嗤うの感想でした。正直、読む人を選ぶのではないかな~って思います。では今日はこれまでです。ここまで読んでくださってありがとうございました!ではではー!